ぷららでIPv4 over IPv6接続してみた

自宅のインターネット環境はISDNの頃からぷららを使っています。現在は光回線ですが、ぷららが提供するコラボ回線ぷらら光への切り替えもせずぷらら光メイトwithフレッツのままです。そんな我が家でIPoE(IPv4 over IPv6)接続を試してみた話です。

ぷらら光メイトでは以前は以下の2つの接続がサポートされていました。

– PPPoE IPv4
– PPPoE IPv6

が、PPPoE IPv6は2021年秋ぐらいにサポートが打ち切られIPoE(ぷららv6エクスプレス)に切り替えてくださいという案内がでていました。その際調べてみたところ、

– 対応ルーターが別途必要(我が家のPR-400KIでは接続できない)
– サーバー公開に制限が出る(VPNサーバーの運用をしています)

とのことで、そのタイミングでは放置していました。

で、しばらく前からですが、スピードテストを実行するとIPv6接続になり結果が300Mbps以上にもなっていました。設定もしていないのになぜIPv6と思いつつ経路情報をみるとAsahiネットのIPoEにつながっていました。ぷらら光メイトではVNEのAsahiネットが提供するIPoEサービスが使えるようです。

PR-400KI上にはIPoEに関する設定がないのですが

– PPPoE IPv4
– IPoE IPv6

の2つを併用している感じです。相手先サーバーがIPv6であればIPoE接続で爆速になり、IPv4であればPPPoEでそれなりの速度という状況になります。

このままでも差し支えはないのですが、半年ほど前に無線LANルーターをWX3600HPに置き換えました。こいつはIPoE(IPv4 over IPv6)がサポートされているので接続できるかやってみました。

Asahiネットが提供するIPoE(IPv4 over IPv6)サービスは「v6コネクト」という名称。WX3600HPではv6コネクトをサポートしていませんが「Asahiネット」「v6コネクト」「WX3600HP」でググってみると接続方法を説明しているページがありました。
ポイントは、

– 動作モードをtransixモード
– AFTRは手動で[dslite.v6connect.net]

とすることでした。

公開しているサーバーについては、無線LANブリッジとして動作させていたルータをつかってPPPoE IPv4のセッションを別にはることで対応しました。同一セグメントにゲートウェイが2つあるという特殊な状態ですがIPv4用ルーターのDHCPをオフにしIPv4を強制したいor外部からのアクセスを許可したい場合にはゲートウェイをIPv4専用側に設定することで運用できます。

(2022/11/21追記)
設定を再投入する際にハマったのですが、サーバー公開用のルーターのIPv6ブリッジ(IPv6パススルー)機能を無効化する必要があるようです。

こんな感じな構成になりました。

以前と同じような使い勝手になっています。ちなみにスピードテストでは最速で以下の速度が出ました。

(みんなのネット回線速度より https://minsoku.net/)

ただ今回ネットワーク構成を見直して気になったのは

– WX3600HPでは細かい設定ができない

WG1800HPでは経路設定やDNSフォワードなど細かい設定ができていたのですがWX3600HPには設定がありません。複雑な経路を制御することができません。

– WX3600HPの有線LAN端子には癖がある?

WX3600HPの有線LAN端子には、Firewallaという怪しいファイアウォール機器を接続しているのですが相性問題なのか接続が安定しません。またWX3600HP側からWG1800側にBonjourパケットうまく流れないことがあるようです。単なるハブのはずなのに。

しばらく様子を見ることにします・・・

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