Pioneerのカーナビアプリ「COCCHi」を使い始めたのですが、すぐにサービス停止となってしまい、代わりのアプリを探すことになりました。
そこで、Googleマップ、Appleマップ、Yahoo!カーナビ、moviLinkの4つを日替わりで使ってみました。それぞれ7日以上は使ったと思います。
通勤での利用が中心ですが、高速道路も使うため、分岐や出口の案内、渋滞情報なども含めて比較しています。
今回は、CarPlayで実際に使ってみた感想をまとめてみます。
まずは4つのアプリを比較
| アプリ | 見た目・見やすさ | ルート案内 | 気になった点 |
|---|---|---|---|
| Googleマップ | 情報量が多いが、ややごちゃごちゃした印象 | 渋滞回避に積極的 | 細街路への誘導、CarPlayでの操作性 |
| Appleマップ | 地図が滑らかできれい | おおむね及第点 | 案内中に周辺道路の渋滞状況を確認しにくい |
| Yahoo!カーナビ | 渋滞の場所や長さが分かりやすい | おおむね及第点 | 自車位置の追従や渋滞情報の精度 |
| moviLink | 幹線道路が広めに表示される | 広い道路を優先し、安心感がある | 普段使う道が候補にならないことや、渋滞情報が細切れに表示されること |
※個人的な使用感による比較です。数値による採点はしていません。
結論を先にいうと、最終的にはmoviLinkを使ってみることにしました。
渋滞回避を最優先するならGoogleマップも魅力的ですが、普段の通勤では、細い道に誘導されにくい安心感を重視しました。
1. Googleマップ
見た目・使いやすさ
Googleマップは、施設検索の精度や営業時間などの情報が充実しています。このあたりは、ほかのアプリと比較しても圧倒的だと感じました。
一方で、地図上にいろいろな情報を表示しようとするためか、少しごちゃごちゃして見えることがあります。
また、CarPlayで地図を拡大・縮小する操作がトップ画面からできず、使い勝手の面で不満がありました。これも候補から外す要因になりました。
ルート案内・渋滞情報
渋滞を避けようとする意気込みは感じます。渋滞状況を考慮して、積極的に別のルートを案内してくれる印象です。
ただし、細い道に誘導されたり、意味があるとは思えないショートカットを案内されたりすることがあります。
渋滞を避けることは重要ですが、あまり細い道に案内されるのも困りものです。
総評
施設検索や渋滞回避は魅力ですが、CarPlayでの操作性と、細街路への誘導が気になりました。
渋滞回避を最優先するなら、有力な選択肢だと思います。
2. Appleマップ
見た目・使いやすさ
今回比較した中では、見た目のかっこよさはAppleマップが一番でした。
地図の描画が滑らかで、見た目もきれいです。CarPlayの画面に表示したときの完成度は高いと感じました。
複数の候補ルートを地図上に表示し、選びたいルートを直接タップして選択できた点も便利でした。
ルート案内・渋滞情報
ルートはおおむね及第点ですが、理解しにくい細街路への案内や、「なぜこのルートになるのだろう?」と感じることもありました。
なおGoogleマップほどではないものの、渋滞状況を考慮している印象はあります。
渋滞情報の表示が気になった
Appleマップを常用しなかった大きな理由が、渋滞情報の見え方です。
通常の地図表示では周辺道路の渋滞状況を確認できるのですが、ルート案内を始めると、案内ルート以外の渋滞情報が見えにくくなりました。
案内ルート上の渋滞は分かっても、脇道や別ルートが混雑しているかどうかを確認できないと、自分で迂回する判断が難しくなります。
地図の見た目が非常に気に入っていただけに、この点は残念でした。
総評
地図の美しさと操作性は魅力です。ただし、ルート案内中も周辺道路の渋滞状況を確認したい自分の使い方には、少し合いませんでした。
3. Yahoo!カーナビ
見た目・見やすさ
渋滞の場所や長さは、地図上で比較的把握しやすいと感じました。日本の道路事情に合った表示で、見やすさという点では好印象です。
高速道路の分岐や出口など、日本の道路事情に合わせた案内も魅力です。
ただし、表示が見やすいことと、渋滞情報の精度が高いことは別です。実際の渋滞状況と合っているのか、疑問に感じる場面もありました。
ルート案内
ルートはおおむね及第点です。
ただし、交差点を曲がったときや脇道に入ったときに、自車位置の追従がおかしく感じることがありました。
マップマッチングが強く働きすぎている可能性も考えられますが、原因は分かりません。
また、案内中にルートが変更されることは、あまりなかったように思います。
渋滞していることを音声で知らせるだけでなく、回避ルートも提案してほしいところです。
総評
渋滞情報の見やすさは魅力ですが、自車位置の追従や渋滞情報の精度が気になることがありました。
大きな不満はないものの、最終的には別のアプリを選ぶことにしました。
4. moviLink
見た目・見やすさ
無料で使っていたときには、地図の配色が少し気になりました。
また、地図上で幹線道路が広めに表示される点も気になっていました。
ところが、後から有償オプションで地図テーマを選べることに気づきました。見やすさが改善するなら、500円ほど払ってみるのもありかなと思っています。
ルート案内
moviLinkの特徴は、広い道路を優先して案内してくれることです。
Googleマップのように、思いがけない細街路へ案内されることが少なく、安心して走れるルートという印象があります。
一方で、普段から使っている道がルート候補にならないこともあり、そこは少し不満です。
渋滞状況を考慮してルートを選んでいるようですが、案内開始後にルートが変更されることは、あまりなかったように感じました。
渋滞情報
トヨタのプローブ情報が利用されている点は評価できます。VICSの提供対象外の道路でも渋滞情報が反映されるのはよいところです。ただし、実際の渋滞状況とどの程度一致しているのか、精度についてはまだ判断できていません。
また、地図上の渋滞情報が細切れに表示される点も気になりました。
渋滞情報を知らせるだけでなく、回避ルートも積極的に提案してくれると、さらに使いやすくなると思います。
総評
派手さや情報量ではほかのアプリに譲る部分もありますが、王道のカーナビアプリとしては最も無難だと感じました。
安心して走れるルートを優先したい自分には、合っていると思います。
地図の配色については、有償の地図テーマで改善できそうなので、しばらく使ってみようと思います。
5. おまけ:Pioneer COCCHi
今回、ほかのアプリを試すきっかけになったのがCOCCHiです。
気に入っていた点
COCCHiを選んでいた理由は、サービスエリア情報が詳しかったこと。そして、地図の配色が見やすかったことです。
ほかのアプリは昼モードでコントラストが低く、低解像度のCarPlayディスプレイでは地図が見づらく感じました。その点、COCCHiの地図は見やすく、気に入っていました。
音声案内が気になった
一方で、音声案内には不満がありました。
例えば、右方向に合流する道路なのに、「この先、左方向です」と案内されることがありました。
音声案内は運転中の判断に関わるため、こうした違和感は気になります。
総評
サービスエリア情報の充実度と地図の配色は魅力でしたが、音声案内には気になる点がありました。
サービスが継続していれば、使い続けるかどうかは悩ましいところです。
6. まとめ:moviLinkを使ってみることに
今回使い比べてみて、どのアプリにも一長一短があることが分かりました。
渋滞回避を最優先するならGoogleマップも魅力的ですが、普段の通勤では、細い道に誘導されにくい安心感を重視してmoviLinkを選びました。
まずは有償の地図テーマも試しながら、しばらく使ってみようと思います。